なぜ14年間のサラリーマン生活をやめて料理人になったのか

2020年2月18日

第一の理由は自分に向いていなかったから

 

完全週休二日制

ゴールデンウイーク

年末年始休暇

夏休み

残業は多かったけど、しっかり休めて給料も良かった。

誰でも知っている会社で世間体も悪くなかった。

会社に信用があり銀行も融資をしてくれました。

朝の満員電車はきつかったけど帰りは同僚や上司と一杯やって。

平凡だけど悪くない(傍から見れば良い)生活でした。

 

14年間で3つの会社を経験しました。

すべて電機メーカーです。

 

電機メーカーの営業マンから料理人になりました!

皆さん驚かれます。

 

二部上場企業から外資系企業、最後は一部上場企業と

会社のレベルも収入も転職のたびに上がりました。

 

34歳。

 

その会社でキャリアアップする選択肢もありました。

 

でも自分には向いていないと思いながらの毎日でした。

なにが向いていなかったか?

 

会社と会社の交渉が苦手で、

自分でなくても良いんじゃないって感じたり。

自分が納得したものが売りたいなーと矛盾を感じたり。

 

やっかいだったのは自分の性分。

 

上の人でも意見したくなっちゃうんです。

階級を飛び越えてでも。

部長にたて突く、とんでもない平社員って

いま思うと無謀ですね。

 

出世には縁がないタイプ。

20代のころは過激でした。

30代になり少し穏やかになりました。

でも無理は必ず限界を迎えるのです。

 

本当の理由は逃げたかったのか

 

営業マンは結果がすべて。

予算が達成できないときは逃げ出したくなります。

 

とにかくやれ!

 

この言葉しか記憶にないんですよね。

やること出来てないから言われても仕方ないし。

正直言ってサラリーマン時代の末期はモチベーション下がりまくりです。

 

最近は、お荷物扱いの50代管理職なんてタイトルの記事をよく見かけます。

サラリーマン続けていたら、そう言われてたかもしれません。

有名だった会社も今では知っている人が希少なくらい縮小してますし

とっくにリストラされていたかもしれません。

 

とにかく当時の状況から逃げ出したかった!

これが本当の理由です。

 

今でも会社に行けないで困惑している夢をみます。

もう20年近く経っているのに。

だいたい同じシチュエーションで同じ人が夢に現われます。

困り果てたときに目がさめて

あー自分は雇われてないんだ。

 

よかったー

 

今日も頑張ろーって気持ちになります。

きっとこの先も、この夢をみるんだろうと思います。

 

ピリオドを打てたのは準備と展望があったから

 

脱サラして料理人になろうと決めたあとも

3年ほどサラリーマンを続けました。

給料をもらいながら料理人になる準備をしたのです。

 

趣味は料理の本を読むことになっていました。

しっかり知識を高めました。

 

管理部門で働いた経験もあり、

個人店を開業する程度の財務知識はありました。

 

お金も貯めました。(とても重要です)

 

副業も始めて脱サラ起業が賭けにならないように準備しました。

 

このころには会社から逃げ出したい自分を

料理人になりたい自分が完全に追いこしていました。

 

脱サラして起業すれば、誰もが成功している自分の姿を想像します。

成功を信じるのは絶対に大切ですが、

根拠のない信念は危ういです。

 

自分が成功していると思ったことは一度もありませんが、

開業してから18年目を迎えることができた理由は認識してます。

偶然そうなったことも、必然的にそうであったことも。

 

これから個人で開業したい方や進行中の方に

何かお伝えできるかなと思いサイトを作ってみました。

マイペースな更新になるかと思いますが

よろしくお願いいたします。